柵(しがらみ)なき重力論

自由に重力論を展開します。

ひと休み

実験:磁気単極子をつくる(危険)

注意【重要】 この工作実験は狭い空間に磁気エネルギーを閉じ込めます。既存の物理法則に反するものを作りますので非常に危険です。実験を行う場合は、専門家の指導の下で行ってください。どのような結果にも、当方は一切の責任を負いません。 用意するもの …

電~

いままでに自分たちの社会になかった新しい概念が他の社会から入ってきたとき、それを言葉としてどう表すか。 日本にはカタカナという便利な文字があるので、わたしは、言語の発音に近くカタカナで表すのがよいと思っています。 意味のある漢字を組み合わせ…

グラビティ

このブログは重力をテーマに書いていますが、7年ほど前(2013年)、ずばり「Gravity」というタイトルの映画が公開されました。(結構面白いです) ところが、なぜか日本で公開されるとき、「ゼロ・グラビティ」という真逆の邦題がつけられていました。 …

計算の検証

量子力学でも相対性理論でも、物理で計算をやっていると、間違いが入り込むことがあります。(計算といっても数値計算ではなく式の変形です) 今回は、計算の検証ついて。 (1)式の変形で単純な間違いはないか うっかり、項をひとつ書き忘れたり、変数を示…

はかるということ

ものをはかる(計る、測る)というのはどういう行為でしょう。 ここに2本の棒、a、bがあるとします。どちらが長いか、どうすればわかりますか。2本を並べて、一端をそろえ、もう一端が出ているほうが長いですね。 でも、いつも棒を同じ場所に持ってこれる…

時間は連続・不連続?

「連続」という言葉で何を思い浮かべますか。「連続ドラマ」?「連続殺人」? でもそれは、数学でいう「連続」とは違います。 日本語の連続にはふたつの意味があります。英語で言うと「continuous」と「serial」です。 数学の「連続」は「continuous」。 ど…

なぜむつかしい「量子力学」

「相対性理論は間違っている」はときどき見かけますが、「量子力学は間違っている」はあまり見かけません。 「相対性理論は間違っている」が出るのは、われわれの日常常識と理論から導かれる結論がかけ離れていることに起因しているところがあると思いますが…

微分・積分って何に使うの

Q:微分・積分って、習ったんですけど、何に使えるんですか? A1:永遠に来ません 微分・積分の教科書とか授業とか、微分・積分のやり方は教えてくれる(書いてある)のですが、何に使うか教えてくれることは少ないんです。 例えば、自動車の教習所(運転…

「重力は幻想」の傍証

このブログでは、「重力は幻想」ということを何回か書いています。 「重力は幻想? 相互作用?」 「そう見えることと、そう在ること」 「自由落下で重力をキャンセルできる?」 重力が幻想である傍証として、まだ誰も重力(加速度)を直接に測ったことがあり…

続:運動による加速度は重力加速度と同じ?

運動による加速度は重力加速度と同じことを証明する思考実験を思いつきましたよ。 いま、地表近くでロケットがホバリングしているとします。ロケットの推進力と地球の重力が相殺して、ロケットは空中に静止しています。ロケットの中の乗組員は地球の重力加速…

アインシュタインへの質問

相対性理論の内容についてではないのです。 お尋ねしたいことがあります。 (1)「光速度不変」について 特殊相対性理論は、光速度不変を金科玉律として組み立てられています。 ところが、特殊相対性理論を出されてからしばらくたって以降は、あまり「光速…

重力に関するイラストワースト3

相対性理論や光の曲がりなど、重力に関する解説書には、説明イラストが出てきます。 このブログでは、そのようなイラストは、言葉での説明ではどうしてもわかりづらい場合にだけ使い、最小限にとどめています。 どうしてかと言いますと、そのようなイラスト…

宇宙の膨張を想像する

(1)宇宙の膨張? 宇宙が膨張しているということについて、わたしは疑惑を持っています。われわれは、宇宙全体を見渡すことができていません。全体を見渡せていないのに、それが膨張しているということを、確かには言うことはできません。 では、見えてい…

全宇宙会議での標準静止系の提案:つづき

3か月ほど前の全宇宙会議で、CMB(宇宙マイクロ波背景放射)に対して静止している系を「宇宙標準静止系」とすることが決まりました。 今回、その議題のつづきとして、空間の3軸(x、y、z軸)も決めてしまおうということになりました。 いままで、 空間の3…

通勤電車の動く歩道化

駅のホームに出ると電車を待つ多くの通勤客。 電車が来てドアが開くと、多くの人が降り、入れ替わりに多くの人が乗り、ドアが閉まり電車が出ていく。 この電車、動く歩道にできないか。(と、考えてみたことはありませんか) 電車の代わりに動く歩道が動いて…

非相対論的極限

非相対論的極限、またはニュートン極限とは、 特殊相対性理論では:「光速度が無限大とみなせる場合にはニュートン力学と一致する」 一般相対性理論では:「重力が十分小さい場合にはニュートン力学と一致する」 など。 まあ、ざっくり言えば「われわれの日…

そう見えることと、そう在ること

われわれの日常では、そうは見えているけど、実際はそうではない、ということが時々あります。 あの先生は怖そうに見えるけど、実は優しい、など。 物理の世界ではどうでしょうか。 量子力学では「測っていない値は存在しない」という考え方があるようです。…

空間と時間についてのQ&A

(1)空間はどちらの方向にも自由に行けるのに、時間を行ったり来たり出来ないのはなぜですか。 空間はどちらの方向にも自由に行けるというのは本当ですか。 短い距離なら行き来できるでしょうが、多くの人にとって、せいぜい地球上を移動するだけです。 人…

三角関数の闇

物理の計算をやっていると、三角関数、双曲線関数が否応なく出てきます。が、ちょっとわかりにくくなることがありますね。 (1)ラジアン いままで、一周は360度、直角は90度、三角形の内角の和は180度、と習っていたのに、急に、パイだの、2分の…

実験:重力が斥力となる

準備: ・地球・リンゴ・慣性系(地球、リンゴから重力の影響を受けないところ)・観測者(慣性系に固定)・力(地球やリンゴを一時的に慣性系に止めておく力)・力(地球を加速する力) 手順: ・慣性系の観測者が観測します。 ・慣性系に、地球とリンゴを…

実験:二回ひねって元に戻す

準備: ・コップ(割れないもの)・お盆・水 (100ccぐらい) 手順: われわれの住んでいる3次元空間には、不思議な性質があります。 「マグカップ回し」と呼ばれることもあります。 コップに水を入れて(安全のために、割れないコップに水を半分ぐらいで)…

自由落下は慣性系?

運動の第一法則「すべての物体は、外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける」が成立するのが慣性系である、と習いました。慣性の法則です。(経験則です)逆に言うと、外力が働いていない…

重力は幻想? 相互作用?

一般相対性理論に従うなら、重力は、時空間の曲率の変化がもたらすもの。加速度運動や自由落下で、生み出したり、消したり、できる。したがって、重力とは、見かけの力(または幻想)である、ということに、大半の物理学者は異論がないように思えます。 にも…

三つの視点・観測者

物理量でが出てきたときには、誰から見た量なのか、誰が測った量なのかが、とても重要です。 三つの視点があります。 (1)宇宙全体を同時に見渡せる視点 いわゆる宇宙の神の視点です。 そういう視点は実施にはありません。(観測者が光速度で移動しなけれ…

速度v(t)に注意

相対性理論の解説書や、このブログもそうですが、物体の速度についての計算がよく出てきます。この速度についての注意点をいくつか。 (1)光速度を1とする単位系を使っていることがある光速度を1とする単位系を使っています。速度は、光速度が基準値にな…

なぜむつかしい、相対性理論

アインシュタインの相対性理論はむつかしい。それは…。 (1)一般相対性理論はあまりにも一般的すぎる 特殊相対性理論の次に、球対称とか、一様とか、性質の良い時空間を扱う理論があってよかったのではないかな。 (2)道具立てがむつかしい ときに、使用…

仕事と運動

はるか昔になりますが、高校の物理で「仕事」ということを学びました。 力をいれて物体を動かすと、それが「仕事」になるということでした。 式にすると、 仕事の量=力の強さ×動かした距離、 単位は、 ニュートン・メートル。 そして、力をいれていても動か…

ニュートンは相対性理論を発見できなかった

地上が慣性系だと想定していたのでしょうか。 慣性系は、運動の第1法則で定義されます。 「質点は、力が作用しない限り、静止または等速直線運動する」 そこでは、第2法則が成立するはず。 「質点の加速度は、そのとき質点に作用する力に比例し、質点の質…

全宇宙会議での標準静止系の提案

絶対静止系ってないですよね。 全宇宙会議で、いつも揉めるんです。 「お前の時計は遅れている」 「いや、遅れているのはお前の時計のほうだ」 「だから会議に遅刻するんだろ」 「お前は速く動きすぎ」 「お前が早く来れるのは距離が縮んでいるせいだ」とか…

相対論の説明ワースト3

「相対論は間違っている」と考えさせるワースト3です。 第3位「重力が強いと時間が遅れる」 時間が遅れて見えるのは、重力ポテンシャルがあるときです。 相対論で、長さが縮むとか、時間が遅れるとかは、ある系から別の系を見たときに生じることであり、そ…