柵(しがらみ)なき重力論

自由に重力論を展開します。

グラビティ

このブログは重力をテーマに書いていますが、7年ほど前(2013年)、ずばり「Gravity」というタイトルの映画が公開されました。(結構面白いです)

ところが、なぜか日本で公開されるとき、「ゼロ・グラビティ」という真逆の邦題がつけられていました。

いや、それでは、最後に主人公が地上に降り立って「Gravity」と叫ぶ落ちが台無しでしょう。

邦題は、最後に現れる「Gravity」よりも、映画を通してずっと表現される「無重力」を重視したのかもしれませんが。残念ですね。

その残念さを例えれば;
ラベルのボレロをラジオで放送するとき、出だしから音が小さいので出力ボリュームを上げて放送を始めたが、だんだん大きくなって針が振り切れだしたので次第にボリュームを落とし、結果として全体的にメゾフォルテで放送してしまった。

さて、こういう科学ものの映画の邦題付けは、その分野の専門家に依頼するのがよいのではないでしょうか。

物理学者なら、「Gravity」に対して、きっと「重力加速度」という邦題を付けたと思います。

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