相対論の説明ワースト3
「相対論は間違っている」と考えさせるワースト3です。
第3位「重力が強いと時間が遅れる」
時間が遅れて見えるのは、重力ポテンシャルがあるときです。
相対論で、長さが縮むとか、時間が遅れるとかは、ある系から別の系を見たときに生じることであり、その場所だけの事情で、長さが縮む、時間が遅れるは、ナンセンス。
なお、重力が同じ強さでも、ポテンシャルがあれば(例えば距離が離れている場所から見れば)時間は遅れます。
第2位「双子のパラドックスは、加速度が絡むので、一般相対論でなければ解決しない」
特殊相対論で解決できます。
「一般相対論でなければ解決しない」というのは、たぶん、加速度の違いによって生じる時間の遅れを考慮しないと解決しない、という考えかもしれません。
「一般相対論で考えなければ解決しない。一般相対論はこの本の範囲を超えるので説明は割愛する。」と、双子のパラドックスの解決を説明しないエクスキューズにも使えます。
第1位「ブラックホールとは、重力が強くて光でさえも脱出できない天体」
脱出速度が光速度よりも大きい天体、ということですね。