(1)宇宙の膨張?
宇宙が膨張しているということについて、わたしは疑惑を持っています。
われわれは、宇宙全体を見渡すことができていません。
全体を見渡せていないのに、それが膨張しているということを、確かには言うことはできません。
では、見えている範囲で広がっている、とは言えるのでしょうか。
もし見えている範囲の端までの距離が長くなっているのであれば、広がっている、ということはできます。
もし見えている範囲の端までの距離が変わらず、端にあった天体が見えなくなっているのなら、広がっているではなく、薄まっている、というほうが正確です。
(2)遠ざかる天体?
宇宙が膨張していることの傍証として、すべての天体(他の銀河団など)がわれわれ(ローカルシート)から遠ざかっているという観測結果があります。
この「すべての天体がわれわれから遠ざかっている」という言い方よりも、「われわれがすべての天体から遠ざかっている」という言い方のほうがよいのではないかと思います。
でも、そうは言えない理由があります。
「すべての天体がわれわれから遠ざかる」のであれば、すべての天体が動く方向は、われわれを中心に、われわれから離れる方向と考えることができます。
しかし、「われわれがすべての天体から遠ざかる」では、われわれが動く方向がありません。3次元空間で考えている限り、そういうことになります。
(2)宇宙の地平線?
宇宙の見える範囲に限りがあることの理由として、それ以遠の空間が光速度より速く遠ざかっているため」という解説をみますが、これについても、わたしは疑惑を持っています。
光速度より速くなくとも、加速度運動をつづけていれば光は追いつけないという状況になります。
われわれが、すべての天体から遠ざかるように加速度運動していれば、ある程度の距離がある天体からの光は、われわれには届きません。
(4)その向こう側?
これは多くのの人がそう想像していると思いますが、われわれの3次元空間は4次元超球の表面(殻)ではないでしょうか。
われわれに見えている宇宙は、この表面の、われわれに近いほんの一部分です。
宇宙が膨張しているのなら、この超球が膨張しているということです。
膨張しているのでなかったら何が起きているのか。それを想像するのは自由です。
以下、わたしの想像です。
この表面のわれわれから一番遠い場所、つまり、われわれから見て4次元超球の真裏には宇宙の始まりの点があります。
この点に、みんな吸い込まれています。
吸い込まれて引っ張られるので、空間が伸びているように観測されるのです。
吸い込まれてからは、4次元超球の殻の内側に張り付きます。
そこにまた宇宙があるというわけです。