加速度が変化する場合(7)
加速度が原点からの距離の3乗に反比例する場合を考えます。
想定は、
・時刻 のときの物体の位置は
・時刻 のときの物体の速度は
・加速度は原点からの距離の3乗に反比例: ( は比例定数)
です。
と考えて、これを変数分離で積分します。
積分の範囲は、時刻は から、位置は から、速度は からです。
積分は、
(式1)
です。
式1の右辺は、
(式1右辺)
です。
式1の左辺は、
(式1左辺)
です。
式1の左辺、右辺を合わせて、
です。
を書き戻して、
両辺の平方根をとり、
です。
これを再び変数分離で積分します。
(式2)
式2の左辺は、
(式2左辺)
です。
式2の右辺は、ちょっと複雑なので、
と置きます。
これ以降、 と を媒介変数 で表すこととします。
式2の右辺は、
となります。
ここで は、
ですので、
(式2右辺)
となります。
式2の左辺と右辺を合わせて、
です。
まとめると、媒介変数 で、物体の位置と時刻が表せました。
どこかで見たような式…。(つづく)