加速度が変化する場合(6)
昨日の記事では、以下を想定した場合、
・時刻 のときの物体の位置は
・時刻 のときの物体の速度は
・加速度は原点からの距離の2乗に反比例: ( は比例定数)
物体の位置と時刻を媒介変数 を用いて、
(式2x)
(式2t)
と表す解が見つかりました。
今回は、本当に解になっているか、検証してみたいと思います。
まず、時刻 と媒介変数 の関係:
式2tから、 のとき 。
の領域で単調増加ですので、式2tで時刻を表すのは問題なさそうです。
物体の位置:
式2xから のとき(つまり のとき) です。
その後、 の増加(つまり の増加)で増加します。
物体の速度:
式2xを で微分して、
(式3)
式2tを で微分して、
(式4)
です。
物体の速度 は、
式3、式4(の逆数)を使って
(式5)
です。
ので のとき(つまり のとき) です。
その後、 の増加(つまり の増加)で増加します。
物体の加速度:
物体の加速度 は、
です。
式5を使って、
式4(の逆数)を使って、
(式6)
です。
式2xで
でしたので、式6と合わせて、
です。
すべての条件が満たされていることがわかりました。