加速度が変化する場合(4)
昨日の記事のつづきです。
以下を想定し、
・時刻 のときの物体の位置は
・時刻 のときの物体の速度は
・加速度は原点からの距離の2乗に反比例: ( は比例定数)
(式1)
を立てて解きました。
初期条件のうち、「時刻 のときの物体の速度は 」は諦め、関数 の形を、
の形と想定して、式1を解きました。
その結果…、
(式2)
となりました。
パラメータ の値は、 から、
となり、 でなければならないことになってしまいました。
加速度がマイナス方向になってしまったということです。
んー、まあこれを受け入れて、 として、式1、式2を書き換えます。
(式1')
(式2')
パラメータ の値は、
です。
式2'を微分して、速度、加速度を求めると、
(式3)
(式4)
となります。
式2'から、位置はプラス方向、時刻とともに増加します。
式3から、速度はプラス方向、時刻とともに減少します。
式4から、加速度はマイナス方向、時刻とともに減少します。
加速度の方向が、もとの想定とは違いますね。
速度も、加速度がプラス方向なら増加するはずです。
ちなみに、式2'を式1'に適用すると、
となり、式4と一致するのですが…。(つづく)