加速する物体の見かけの加速度(2改)
一昨日の記事につづき、ラピディティの考え方を使って、「加速する物体の見かけの加速度(2)」を書き直してみます。
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等加速度 で動く物体の見かけの速度 は、一昨日の記事で求めました。
観測者に近づいてくる場合は、
(式1)
離れていく場合は、
(式2)
でした。()
これらから、見かけの加速度を求めます。
観測者に近づいてくる物体の見かけの加速度 は、式1を時刻 で微分します。( などの微分は昨日の記事記事で整理しましたので参照ください)
分子をまとめるため、分子・分母に を掛けて、
分母をまとめるため、分子・分母に を掛けて、
となります。
観測者から離れていく物体の見かけの加速度は、式2を時刻 で微分して、
です。
物体が近づいてくる場合と同様に計算して、
となります。
計算はかなり簡単になりましたね。
なお、分数関数の微分の公式
を使いました。