直交座標を極座標に変換してみましょう。
空間座標だけを考えます。
点Pの直交座標 を極座標 で表します。
極座標から直交座標への変換のほうが式が簡単なので、まずそちらから行います。
原点Oから点Pまでの距離を とします。
そのベクトルとz軸との角度を とすると、
(式1)
です。
点Pからx-y平面へ垂線をおろした点をQとすると、点Qの直交座標は 、原点Oから点Qまでの距離は です。
そのベクトルとx軸との角度を とすると、
、 (式2)
です。
次に、直交座標から極座標への変換です。
原点Oから点Pまでの距離 は、
(式3)
です。
原点Oから点Qへのベクトルとz軸との角度 は、式1と式3から、
です。
原点Oから点Pまでの距離は、 ですので、そのベクトルとx軸との角度 は、式2から、
です。(ただしy軸の座標の正負によって符号が変わります)