柵(しがらみ)なき重力論

自由に重力論を展開します。

極座標(1)

直交座標を極座標に変換してみましょう。

空間座標だけを考えます。

点Pの直交座標 (x,y,z)極座標 (r,\theta,\phi) で表します。

極座標から直交座標への変換のほうが式が簡単なので、まずそちらから行います。

原点Oから点Pまでの距離を r とします。
そのベクトルとz軸との角度を \theta とすると、
 z=r×\cos(\theta) (式1)
です。

点Pからx-y平面へ垂線をおろした点をQとすると、点Qの直交座標は (x,y,0)、原点Oから点Qまでの距離は r×\sin\theta です。
そのベクトルとx軸との角度を \phi とすると、
 x=r×\sin(\theta)×\cos(\phi)、 (式2)
 y=r×\sin(\theta)×\sin(\phi)
です。

次に、直交座標から極座標への変換です。

原点Oから点Pまでの距離 r は、
 r = \sqrt{x^2+y^2+z^2} (式3)
です。

原点Oから点Qへのベクトルとz軸との角度 \theta は、式1と式3から、
 \theta= \cos^{-1}(z/\sqrt{x^2+y^2+z^2})
です。

原点Oから点Pまでの距離は、\sqrt{x^2+y^2} ですので、そのベクトルとx軸との角度 \phi は、式2から、
 \phi = \cos^{-1}(x/\sqrt{x^2+y^2})
です。(ただしy軸の座標の正負によって符号が変わります)

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