距離が遠くなるにしたがって(比例して)速度が上がる物体の軌道を示す計算式を考えてみます。
まず、速度 が距離 に比例するということで、
(式1)
は比例定数、 は距離 のときの速度です。
( だと、その物体は動きません)
速度 は、単位時間当たりの距離の変化なので、
変数分離で積分します。
(Cは積分定数)
です。
両辺の指数を取って、
です。
積分定数Cは、時刻 のとき、距離 とすると、
となりますので、
(式2)
です。
距離 を示す式2を で微分すると速度 になります。
(式3)
式3が式1と同じか確認してみましょう。
式1の に式2を代入すると、
となり、式1と式3は同じ式ということがわかります。
式3を で微分すると加速度になります。