おなじみの「光速度不変」について
光速度不変について、アインシュタインは、注意深く「光の速さは光源の運動に依存しない」と言っています。
観測者に光が届かなければ、観測者にとって光源は見えず、光源はないのと同じです。
光源がなければ「光の速さは光源の運動には依存しない」という命題は、文脈上無意味。
光速度を云々するには、観測者にその光が見えていること、光源が見えていることが前提です。
そして、光は横から見ることはできません。光が見えているとは、光が観測者に届いている、ということです。
光の速度を云々するには、その光源が見えている時空に観測者がいなければなりません。
そして、そのような立場にあるどの観測者にとっても、光速度は同じ値となります。(ただし真空中)
「~では光の速度が遅れる」という説明を見たら、その光を見ることができる観測者がいるのか、確認が必要ですね。