特殊と一般の違い
特殊相対性理論と一般相対性理論の違いは、一言で言うと、特殊は「慣性系vs.慣性系」の相対性であるのに対し、一般はそれをベースとしたうえでの「観測者vs.被観測物」の相対性であるということです。
特殊のポイントとしては、
・時空間はミノフスキー空間
・慣性系間の相対速度はどちらから見ても同じ
・光速度は有限&一定
・ローレンツ変換
・速度の違いによる長さの縮み・時間の伸び
・速度の合成
などです。
一般のポイントとしては、上に加えて、
・ドップラー効果
・(アインシュタインの)等価原理
・重力(加速度)ポテンシャルによる時間の伸び
などです。
「慣性系vs.慣性系」の相対性で導いた結論に対して、「観測者vs.被観測物」の観点を入れると、いろいろなパラドックスが生まれてきます。
余談:
このブログをはじめて約5か月になります。
「慣性系vs.慣性系」と「観測者vs.被観測物」の違いに気を付けて書いてきたつもりですが、読み直してみるとちょっと疑問な表現がありましたので、そのうち修正しようと思っています。